フェラガモとは 靴職人だったフェラガモ

サルヴァトーレ フェラガモは、世界的に有名なブランドです。サルヴァトーレ フェラガモは、イタリア高級ブランドの一つです。フェラガモは、最高の靴作りに象徴される品質・熟練した職人技・クリエイティブで革新的なデザインを兼ね備えたブランドです。
サルヴァトーレ フェラガモは、1927年の創業以来、靴製品で名声を得てきました。サルヴァトーレ フェラガモは、現在では革製品、アクセサリー、フレグランス、およびアパレル製品のデザイン・製造・流通をおこなう一流の企業へと発展しています。
サルヴァトーレ フェラガモ グループは、フェラガモ・ファミリーが100%所有しています。サルヴァトーレ フェラガモ グループでは、世界56カ国に2,300人以上の社員を有しています。

フェラガモの歴史

サルヴァトーレ・フェラガモSalvatore Ferragamo|1898年 - 1960年|フェラガモの創業者)は、1898年にイタリアのボニートで生まれました。サルヴァトーレ・フェラガモは、幼い頃から靴屋で働き(11歳の時、靴屋を開業)、15歳の時にアメリカへ渡ります。サルヴァトーレ・フェラガモは、後に「夢の靴職人」の別名を持つことになります。イングリッド・バーグマン、マリリン・モンロー、オードリー・ヘプバーン、ソフィア・ローレン、マレーネ・ディートリッヒ、ジュディ・ガーランド、カルメン・ミランダ、キャサリン・ヘプバーンなどハリウッド俳優や有名人を顧客にし「スターの靴職人」と名声を得ます。サルヴァトーレ・フェラガモは、足を痛めない靴を製作するため、南カリフォルニア大学で解剖学を修めました。1927年、サルヴァトーレ・フェラガモはイタリアに戻りフィレンツェで「フェラガモ」を開業しました。大恐慌の余波を受け1933年一度倒産するも、王侯、貴族や有名人の顧客を獲得し復興します。
サルヴァトーレ・フェラガモの靴作りの信条は、流行を追い求めるだけでなく、足にフィットする履き心地の良い靴を作ることでした。サルヴァトーレ・フェラガモは、顧客の足に触れただけでその人物の体調すらわかったとも言われています。そのためサルヴァトーレ・フェラガモは、誰もが考え付かない形状や素材を利用した靴を生み出します。たとえば甲部を透明なナイロンの糸で作った「見えない靴」や波状の「ウェッジ・ヒール」、「フラットフォームソール」などを発表。350もの特許を取得しています。
彼の死後もブランド「フェラガモ」は、妻ワンダや子供たちに受け継がれトータルファッションブランドとなっています。
1967年、サルヴァトーレ・フェラガモの次女のジョバンナが、トータルファッションを展開します。それは、靴だけでなくアクセサリーやレディース・メンズのプレタポルテを含めたものです。その中では、スカーフのためのものだったデザインをバッグや靴、クッションなどに採用されたり、スカーフそのものから作られたブラウスやドレスも登場しました。
2000年の秋冬コレクションからはマーク・オディベ(「エルメス」、「トラサルディ」などで活躍)が、フェラガモのレディースデザインを担当します。
2002年秋冬コレクションでフェラガモは、初のスニーカーライン「FREEDOM」を発表しました。
2003年の春夏コレクションからは、グレエム・グラック(「アルマーニ」で活躍)がデザイナーに就任しています。
現在、フェラガモを支えているのは、サルヴァトーレ・フェラガモの長男であるフェルッチオ・フェラガモです。副社長には、次女のジョヴァンナ・ジェンティーレが就任しています。
日本においては、2003年、銀座中央通りに日本で展開する店舗として最大規模のフェラガモ「旗艦店」をオープンさせています。

フェラガモの靴 レディース

サルヴァトーレ・フェラガモのレディースの靴は、足の機能を解剖学的に綿密に分析しながら作られています。またサルヴァトーレ・フェラガモのレディースの靴は、ファッション性からみても完璧でなければならないという基本原則のもとに作られています。サルヴァトーレ・フェラガモのレディースの靴は、1つの長さに対して6種類の幅があり、約40もの異なるサイズがあります。そのためサルヴァトーレ・フェラガモの靴は、まさにカスタムメードの靴のように、その人にフィットした靴を選ぶことが出来るのです。
サルヴァトーレ・フェラガモのレディースの靴に使われている素材は、高品質の皮革を使用しています。それは、いつまでも弾力性や柔軟性が衰えることなく快適に履けるようにと考えてのことです。またサルヴァトーレ・フェラガモのレディースの靴に使われている皮革の染色には、革の保持効果に優れ、時間がたっても色落ちしにくい染料が使われています。
サルヴァトーレ・フェラガモのレディースの靴には134もの製造工程がありますが、熟練した職人による監督・指導のもとに行われ、型作り、革のカッティング、靴の組み立て等、製造工程の多くの部分は手作業で製造・仕上げをしています。そのため、サルヴァトーレ・フェラガモのレディースの靴を一足完成させるのには実に10日もの日数を要します。

フェラガモの靴 メンズ

サルヴァトーレ・フェラガモのメンズ用の靴もレディース用の靴と同じように、足の機能を綿密に分析して作られています。またファッション性に優れたものを基本原則としています。サルヴァトーレ・フェラガモは、この靴の分野において70年以上もの間、マーケットリーダーの地位を維持し続けていました。
サルヴァトーレ・フェラガモがメンズ用の靴において、非常に重要視しているのがソールの構造です。サルヴァトーレ・フェラガモのソールの素材には柔軟性、耐久性、そして防水性に優れた革が使用されています。また、ソールだけでなくライニングにも通気性に優れたキッドスキンやナッパが使われています。
サルヴァトーレ・フェラガモは、靴づくりに使うラスト(木型)に細心の注意をはらってきました。新しい製品ラインは、50日間もの実験や計算の結果をもとに、靴のライン、素材、ヒールの高さ、土踏まずのカーブなどを考えて作られています。メンズ用の靴もレディース用と同様、完成までに10日の日数がかかりますが、その半分は靴を靴型の上に載せて製造されています。

Copyright © 2008 フェラガモ 靴について

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